実は間違っている歴史の暗記方法

「歴史を覚えるのが苦手」「点数が伸びない」と悩んでいる方、

 

実は、覚え方や暗記方法が間違っているかもしれませんよ?

 

多くの方が間違った勉強方法で歴史科目に必要以上の時間をかけています。

 

歴史を覚えるには、「頑張って記憶しよう」としてはいけません。
大まかなストーリーを理解し、頭の中で整理していくことが重要なのです。

 

これが出来ていないと、膨大な年数や人物名を覚えていく必要があるので非効率であり、安定して高得点を取ることは出来ません。

 

ストーリーを理解するということは、重要な暗記ポイントを線で繋ぐという事です。

 

 

例えば、下記のような問いはどうでしょうか。

 

Q.1192年は何が起こった年ですか?

 

これは有名な「イイ国造ろう鎌倉幕府」という語呂合わせで覚えている方も多いので、回答としては、

 

A.源頼朝が征夷大将軍に任官され鎌倉に幕府を創設した年です。

 

と答えられる方は多いと思います。

 

では、
Q.鎌倉幕府が滅亡したのは何年でしょうか。

 

という問いはどうでしょうか?
あまり有名な語呂ではないので、答えられる人は1192年に比べて少ないと思います。

 

では、

 

Q.鎌倉幕府が滅亡する原因となった主な出来事は何でしょうか。

 

Q.北条家の執政体制を解体し親政を開始した人物は誰でしょうか。

 

という問いに答えられる方はさらに少なくなると思います。
実際の東大の入試問題では下記のような問題が出されています。

 

Q.鎌倉幕府の体制のなかで、摂家将軍(藤原将軍)や皇族将軍はどのような存在であったか。北条氏と将軍との関係、反北条氏勢力と将軍との関係の双方に触れながら、3行(90字)以内で述べよ。

 

もうチンプンカンプンですね。
でもこの問題、教科書に書かれている以上の知識は何一つ聞かれていません。

 

ではなぜ答えられる人が少ないのかというと、年号や人物を「点」として覚えているからです。
点は全て繋がっていて、ストーリーがあります。このストーリーを理解していくことが重要なのです。

 

歴史は閃きや理解度が問われる数学や国語と比べて、一度得意科目にしてしまえば、

 

安定して高得点を取り続けることができる、唯一の教科なのです。

 

しっかりとした勉強法を覚えて、時間をかけずに効率的に歴史を覚えていきましょう。

 

歴史のテストで高得点を取るのに必要な長期記憶とアウトプットの力

 

暗記科目=インプットが重要、と思われていますが、半分正解で半分間違いです。

 

 

まず、記憶には「短期記憶」と「長期記憶」というものがあります。

 

短期記憶とは、数十秒から数分で消える記憶で、容量の小さい記憶です。

 

単純なものとしては数秒表示された数桁の数字を記憶する、といったものや、変化した箇所を当てる、といったものですね。

 

 

長期記憶というのは、短期記憶に比べて長い時間記憶可能な大きな容量の記憶です。

 

自身が経験した事や体で覚えたことなどですね。
「小学生の頃に○○をやった!」「昔習った漢字が書ける」なども長期記憶です。

 

ほとんどの人は短期記憶は比較的できますが、短期記憶としてインプットした知識を、長期記憶に変えることが出来ません。

 

長期記憶に入っていないということは、記憶を利用する時(試験などの時に)アウトプットが出来ません。

 

ですので、短期記憶を長期記憶に変える訓練が必要となってきます。

 

また、先程の東大の入試問題の何が難しいのかというと、

 

必要な知識を過不足なく時間内に思すことと、指定された文字数で回答するという点です。

 

しっかりと整理された知識から必要な分だけどの記憶を引き出し、それを表現するにはアウトプットの力が非常に重要です。

 

ですから、歴史は単に覚えるだけでは点数を取ることは難しいのです。
長期記憶に変える訓練と一緒にアウトプットの力を身に付けていきましょう。

 

英語学習にも使える長期記憶に変える訓練とアウトプットの訓練方法

 

長期記憶に変える訓練とアウトプットの訓練方法を紹介します。

 

覚えたことがなかなか長期記憶に変えられないという方は、アウトプットが弱いと言えます。

 

ほとんどの方が「見る(読む)・書く」だけの勉強を行っているのが原因です。

 

読むや書くはアウトプットの一つではあるのですが、目に見えるものをそのまま書いたり読んだりするだけではなかなか長期記憶にはなりません。

 

では何が大切かというと「口に出して話す」という方法です。

 

これは歴史に限らずすべての教科で有効なのです。
特に英語学習では「話す」というのは一番効率のいいアウトプットだといわれています。

 

話す、とは読むとは違い、自分の中でしっかり考える必要があるので長期記憶に変わりやすいのです。

 

まず、覚えたことを自分への問題としてノートなどに書いてみてください。

 

例えば、1600年に起こった関ヶ原の戦いを覚えたとした場合、自分への問題として下記のような問いを書きます。

 

@1600年は何が起こった年ですか?
A主要な人物を教えて下さい。
Bなぜ@が起こったのでしょうか?

 

これに対して自分の中で答えを組み立てて口に出して話してみるのです。
誰かに問題を作って貰える方はその方がより効率的です。

 

慣れてくるとどんどん問題のクオリティが高まり、より深い知識が身についていくので非常におすすめです。

 

これは英語学習でも同じですが、途中でわからなくなっても決して教科書やノートは見ないでください。

 

「石田三成」という名前が思い出せない時は、その人物を分かってもらうための情報を出来るだけ自分の中で考えて口に出しましょう。

 

「秀吉に可愛がられていて、西軍の実質的な指揮を執っていた人」

 

ここまで言えば大体の人はその人が「石田三成」という事はわかると思います。
ここで大切なのことがノートなどを見ないで自分の中にある知識をしっかりアウトプットしたという点です。

 

これは英語でも同じことが言えます。

 

「carrot(人参)」という単語が出てこなくても、それについて説明することが大事なのです。

 

「Slender. Red vegetables. It is used for cooking.」
細長い、赤い野菜で、よく料理に使われているやつ と言えば人参とわかってくれるのではないでしょうか。

 

このように自分で考えて答えを導くことによって、その単語や出来事、人物名がより記憶に残り長期記憶として記録されていきます。

 

また、同時にアウトプットの力も身に付くので是非実践してみてください!

 

歴史が覚えられない人に最適な暗記方法はこれだ!

 

まずは日本史にしても世界史にしてもすべてのあらすじを理解する事です。

 

歴史は全てストーリーがあると言いましたが、まずは大まかなあらすじを理解していきましょう。

 

日本史の場合、縄文時代や弥生時代はこの時には省きストーリーが開始する年を645年からとします。
これは大化の改新が行われた年ですね。

 

ここから大きな歴史の流れが始まります。
ですが、覚えるべき年号は実は少ないのです。

 

1. 645年
2. 794年
3.1192年
4.1333年
5.1467年
6.1600年
7.1867年
8.1894年
9.1945年

 

日本史を一つの物語とするならば、この9つの年号が重要になってきます。

 

まずはこの9つの年号に何が起こったのかを完璧に覚えましょう。
そこから「なぜそうのなったのか」「誰がおこなったのか」を紐解いていきます。

 

ですが、単に単語や年号を書いて覚えようとしても効率的ではありません。

 

ここでは、ストーリーそのものを書いてみましょう。
645年が大化の改新!と覚えるのではなく、

 

聖徳太子が推古天皇の摂政になったのち、伯父でもある蘇我馬子協力しながら、冠位十二階、十七条憲法を制定し、少しずつ中央集権体制を作っていきました。
聖徳太子の死後は天皇の座を狙う蘇我氏を打倒するべき、中臣鎌足と中大兄皇子が立ち上がり蘇我入鹿を暗殺し、天皇中心の国家建設に向けた改革が行わたれた。

 

このようにストーリーを理解することが大切です。

 

次は、聖徳太子が政になったのはいつ?冠位十二階はいつ?十七条憲法はいつ?中大兄皇子って誰?
という疑問を解消するために、一つづつにストーリーを作るのです。

 

こうして全てのストーリーを繋げて行けば日本史の完成となります。

 

ですが、これってそのまま覚えていくのは難しいと思いませんか?
確かに、語呂を用いてストーリーとして覚えるのは有効なのですが、そもそもストーリーを覚えることが出来ない!って方もいるでしょう。

 

そんな時は、予備校講師でもあり日本史・世界史歴史検定1・2級を持つ、歴史マスターの平松さんという方が作った、

記憶力10倍アップ!歴史が覚えられない人の為の暗記法  【歴史の記憶術】 

 

を試してみて下さい。

 

3つのステップで記憶を維持させる方法や、東大合格者が実践していた記憶術などを詳細に教えてくれます。

 

また、平松さんも予備校の講師として日本史・世界史を教えているので、暗記が苦手な方が歴史が好きなるようなノウハウが詰まっています。

 

私も学生の時は暗記が苦手で無駄に時間を取られていた一人です。
ですがこの教材に出会ってからは覚える事が苦にならなくなりました。

 

さらに、この記憶術は英単語などにも応用出来て、無意識のうちに覚えたものを長期記憶に残す事が出来るので実践してよかったと思います。

 

これまで暗記に時間をかけていたあなた、テストの成績が伸びなかったあなた、これを機会に暗記が得意な人!になってみましょう!

 

もう日本史も世界史も怖くない!